若い店員はなかなか出てこなかった上に動きも遅い。分かりずらい小さな声で希望配達日なんか聞いてきた。ちょいイラっとしたのできつく返したんだが、彼が時間を掛けて丁寧に汚いサインをしている手を見ると、小さく震えていた。
あ、こいつはこいつの100パーセントを超える為に相当頑張ってるんだなって思ったから、お荷物お預かりしますって言葉に、お願いしますありがとう。とゆっくり返答した。
そういう奴らは頑張って何かを超えて頑張らない奴が感じたことの無い小さな達成感を知っている。
遅い時間に今日も頑張った人が来て、今日も乗り切った、と、明日どうしようの間にある少しの時間の達成感を目の当たりにし、その達成感を送り出した時に感じる達成感。
頑張るとかどうでもいい、大人は結果。
みんながんばれ。達成感の為に。
LIFE IS PAIN.
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