本日夫婦で帰郷し店を持とうという2人が報告がてら来店。今日出発かよ。
彼は、”ありですね”と言う回答をいつも俺の無茶な振りに真顔で答えてくれた。
遠くから上京して、揉まれて、嫁さんの故郷へ。
鋏一本の商売でまさにノマドだなと。
とてもかっこいいと思う。
どんなうそでも、どんな無茶な理論でも、ただただ、”ありですね”と真顔で答え続けた彼。
先日の渡米後輩に続き、寂しい反面途轍もなく嬉しい門出。一人一人減っていく気持ちの良い後輩達。
ローカルな食い物屋とはそれを見送り、そしてまた新たに迎えるの繰り返し。何もなく去る者、こうしてわざわざ行ってきますを言う者。
おっさんは、寂しい。
反面この商売の醍醐味。気持ちのいい男、そして嫁さん。
“ありですね”
ケセラセラを装い、目一杯バタ足して下さい。こんなご時世ですが、灯台守も頑張って灯りを灯します、また会おうね。
“ありですね”
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